2019.08.20
イベント
レポート掲載
第89回JIPDECセミナー「非技術者が知っておきたい量子の話」
今年3月に米国では国家量子イニシアチブ法成立、また6月には英国政府が量子技術の商用化に多額の投資を発表する等、一般的なニュース記事でも「量子」という言葉を目にする機会は非常に多くなっています。また、様々なデータの活用が前提となるSociety5.0においては、データ処理環境の変化がビジネスや社会に与える影響はより速く・大きくなることが予想されるため、新規・既存ビジネスや制度の検討にあたってはこれまで以上に技術の意義・影響を考え合わせる必要があります。
本セミナーでは、経営企画、事業推進、法務等、技術・開発部門ではない方を対象に、量子技術が今後ビジネス・社会にどのような変化・影響を及ぼすのか、実用に向けて現在どのような状況なのか等、押さえておくと良い部分をわかりやすく解説いただきます。
開催概要
主催 | 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) |
日時 | 2019年9月19日(木)15:00-16:30(受付開始14:30) |
場所 | JIPDEC会議室(東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル1F) |
定員 | 80名(定員になり次第締め切らせていただきます。) |
参加費 | 次世代電子情報利活用推進フォーラム会員企業の方: 無料 会員企業の方はどなたでも無料でご参加いただけます。 一般: 5,400円(消費税400円込) (当日会場にて現金でのお支払いをお願いいたします。 領収書が必要な場合はお申し込み画面より宛名種別をお選びの上 お申し込み下さい。) |
お申し込み | 本セミナーは終了しました。 |
プログラム
14:30 受付開始
15:00-15:40 非技術者が知っておきたい量子の話—社会とビジネスはどう変わる?(前編)
国立研究開発法人産業技術総合研究所
ナノエレクトロニクス研究部門エレクトロインフォマティクスグループ
主任研究員 松崎 雄一郎氏
【概要】
微視的な物理現象は、量子力学によって記述されます。近年、ミクロなスケールで観測される量子的な振る舞いを、人工的に制御することで、情報処理に役立てるための研究が行われています。
本講演では、開発部門以外の方を対象に、そのような「量子性を用いた情報処理技術」が今後ビジネスや社会にどのような影響を与える可能性があるのか、特に、絶対的な秘匿性を保証する量子暗号、究極的な感度を持つ量子センサ、超高速計算を可能にする量子コンピュータの3つの応用例について、開発の現状と社会実装の展望を解説していただきます。
15:40-15:50 休憩
15:50-16:30 非技術者が知っておきたい量子の話—社会とビジネスはどう変わる?(後編)
国立研究開発法人産業技術総合研究所
ナノエレクトロニクス研究部門エレクトロインフォマティクスグループ
主任研究員 松崎 雄一郎氏