一般財団法人日本情報経済社会推進協会

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2016.10.24

イベント

第61回JIPDECセミナー「なりすましメール対策の最新動向」

第61回JIPDECセミナー「なりすましメール対策の最新動向」

※本イベントは終了しました※
講演録(要旨):本ページ プログラム内に掲載


 ITインフラが普及した現在、アクセス認証、メール送受信などのあらゆる場面で実在性、本人性の確認は重要な課題です。その一方で日本におけるなりすましによる被害はここ数年急激に増加しています。
 第61回JIPDECセミナーでは、企業の情報セキュリティ対策を網羅的に支援する三井物産セキュアディレクションの安元様に、なりすましメールの現状と対策について、また、2016年8月、地方自治体として初めて安心マークを導入した上島町の元森様に、同町が講じる情報セキュリティ対策についてご講演いただき、安心マークを始めとしてインターネット上の情報の信頼性を強化するJIPDECの取り組みについてご紹介いたします。

開催概要

主催 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
日時 2016年11月7日(月)16:00-17:30(受付開始15:30)
場所 六本木ファーストビル 1F JIPDEC会議室(東京都港区六本木1-9-9)
定員 70名(定員になり次第受付は締め切らせていただきます。)
参加費 次世代フォーラム会員企業の方: 無料
一般: 5,400円(消費税400円込)
(当日会場にて現金でのお支払いをお願いいたします。
領収書、受講証明書が必要な場合は、お申し込み時に
その旨お書き添え下さい。)
会員企業の方はどなたでも無料でご参加いただけます。
お申し込み お申し込み受付は終了しました

プログラム

15:30     受付開始

16:00-16:30  なりすましメールの現状と対策
         三井物産セキュアディレクション株式会社
         営業戦略部 シニアアカウントマネージャ
         安元 英行 氏

 個人情報漏洩等の被害が広がっていますが、攻撃のきっかけの多くは「なりすましメール」の添付ファイルを開かせたり、文面に書かれたURLをクリックさせるというものです。
 攻撃者のメールの文面はますます巧妙になってきており、もはや訓練や注意喚起では、なりすましメールを開いてしまうのを止めることはできなくなっています。
 そこで、メールのなりすまし対策として、DKIM、DMARC等の送信ドメイン認証や、ROBINS等の送信ドメインのホワイトリスト利用、S/MIME(電子署名付きメール)等の技術があり、これらの普及が望まれます。
 こうした状況について、専門家の立場から解説をいたします。

16:30-17:00  JIPDECのメールなりすまし対策
         JIPDEC インターネットトラストセンター
         企画室 主席研究員
         金子 成徳

 JIPDECは、インターネット上における情報発信者の信頼性の確保に向けて、メール、Webサイト、取引文書等のなりすまし対策に取り組んでいます。
 メールについては、「DKIM」と「安心マーク」の普及や、「JCAN証明書」を利用したS/MIMEの導入を進めてまいりました。
 また、DKIMに加えてDMARCについても普及活動を開始しました。6月には送信者としてDMARCに対応し、併せてDMARC Compassを運用してなりすましメールを監視しています。
 本講演では、これらの取組みについて、自社での事例を交えてお話をします。

17:00-17:30  自治体初の安心マーク導入とDMARC対応
         上島町役場 
         総務部 広報情報課 情報推進係
         元森 龍太 氏

 上島町は愛媛県の北東部、広島県境に位置し瀬戸内海のほぼ中央に浮かぶ上島諸島および魚島群島の25島で構成されている自治体です。
 町の未来像を「世界に誇る品格あるふるさと~上島流の豊かさ・幸福のある暮らし~」と定め、住民と行政が協働してまちづくりをすすめています。
 マイナンバー制度の施行に伴い、全国的に自治体内のセキュリティ強靭化が推進されている中、さらに一歩進んで地域の住民や企業を守るべく、上島町から発信するメールに安心マークを導入しました。また、送信者としてDMARCにも対応しています。
 本講演では安心マーク導入の経緯並びに高い信頼性が求められる地方自治体が
講じる情報セキュリティ対策についてお話します。