2021.06.17
プレスリリース
デジタル請求書等にeシールを付与し、トラスト基盤の普及に取り組みます
2021年6月17日
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(法人番号:1010405009403)
株式会社スマイルワークス(法人番号:1010001083950)
一般財団法人日本情報経済社会推進協会(東京都港区、会長:杉山 秀二/以下、JIPDEC)は、株式会社スマイルワークス(東京都千代田区、代表取締役社長:坂本 恒之)がクラウド環境に構築した仕組みを使い、国のデータ戦略タスクフォースが取り纏めた「包括的データ戦略(案)」(2021年5月26日公表)において提言された「トラスト基盤の構築」に貢献するため、デジタル請求書等の発行元の真正性を担保するeシール(発行元証明)(※1)の本格利用を開始します。
具体的には、6月21日より、標準企業コードの各種手続き(新規・更新・変更等)を希望される各企業等からの申請から登録完了(請求書・登録証の発行)までの手続きをデジタル化し、eシールを付与します。これにより、間違いなくJIPDECから発行された文書であり、改ざんされていないことを担保します。
今回のeシールの付与には、JIPDECが信頼性を確認したリモート署名の仕組みが使われます。リモート署名とは、クラウド環境等を用いたリモート方式の電子署名のことです。なお、JIPDECは、トラストサービス評価事業(※3)の一環として、リモート署名を行うサービスを評価しています。
<企業のマイページについて>
各企業等からの標準企業コードの新規登録申請や更新申請の手続きを、各企業等専用の「企業のマイページ」から行うことで、従来の申請用紙への記載やJIPDECへの送付が不要となり、事務処理の手間と時間が大幅に削減できます。標準企業コードの更新時期が近づくと、各企業等宛てに更新案内の自動メールが送付され、そのメールに記載されたURLから「企業のマイページ」にアクセスすることにより、更新申請が容易に行えます。
<主な機能>
・各種申請(新規登録・更新申請・登録内容変更・廃止申請等の手続き)
・JIPDECから発行されたeシール付きの請求書及び登録証のダウンロード
・標準企業コードの発番状況、有効期限の確認
JIPDECは、今後も標準企業コードの登録管理において、利便性向上等を図るとともに、安心安全な運用をより一層推進していきます。
※1 eシール
デジタル文書が確かにその組織から発行され、かつ、改ざんされていないことを保証する仕組みです。
※2 JIPDECによる署名
JIPDECでは、アドビ株式会社(以下、Adobe)のAATL(Adobe Approved Trust List)に対応した法人向けの電子証明書による電子署名をeシールと呼び、デジタル化した請求書や登録証に付与します。
なお、Adobe製品のAcrobat Reader等の画面では、eシールは「電子署名」と表示されます。
※3 JIPDECのトラストサービス評価事業
電子証明書の発行機関や電子契約サービスなどのサービス提供事業者等について、JIPDECが、それらのサービスの信頼性を評価した上で、トラストサービスとして登録・公表する事業です。