2023.05.31
IT-Report
JIPDEC IT-Report 2023 Spring
【特集】デジタルワークスタイル定着に向けた企業の対応-「企業IT利活用動向調査2023」結果から
発行にあたって
本誌「JIPDEC IT-Report 2023 Spring」では、JIPDECが2011年から継続して行っている「企業IT利活用動向調査2023」の結果をとりまとめ、紹介しています。
コロナ禍を契機に企業はクラウドサービスやテレワーク、電子契約を導入するなど、ワークスタイルが変わってきています。
クラウドサービスの利用動向については、9割以上の企業が全部または一部でクラウドサービスを利用していることがわかりました。電子契約の導入状況については、立会人型や当事者型など、何らかの形で電子契約を導入している割合が7割を超えました。また、電子契約サービス事業者を選定するにあたり、クラウドのセキュリティ認証の取得状況を参考にするケースが5割程度となっています。
コロナ禍での行動規制によりテレワークの導入率が増加していた前回調査と比べ、政府の行動規制緩和等を受け、従来の出社/テレワークの併用や導入を中止する企業も出てきています。
今年は毎年実施している過去1年間に受けたセキュリティインシデントの状況、セキュリティ支出の動向、情報セキュリティ製品の導入状況、プライバシーテックの利用状況等の他、昨年1月より施行された電子帳簿保存法への対応や、今年10月に施行される「インボイス制度」の登録申請状況についても聞くなど、広範囲にわたる企業IT化の現状について、経年分析を含めて報告しています。
なお、今号では、調査分析結果を踏まえ、「プライバシーマーク制度」「電子メールのセキュリティ対策」「ISMSクラウドセキュリティ認証」「電子契約」「デジタルトランスフォーメーション」の最新動向をテーマに、当協会職員によるコラムも掲載しています。
あわせて、2022年10月から2023年3月の国内外の情報化動向をとりまとめていますので、今後のIT環境整備の参考にしていただければ幸いです。
IT-Report 2023 Springについて
タイトル: IT-Report 2023 Spring
発行: 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
仕様: A4判 48頁
発行日: 2023年5月31日
※冊子版もありますので、入手ご希望の方は「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。
目次
特集 デジタルワークスタイル定着に向けた企業の対応-「企業IT利活用動向調査2023」結果から
1.2023年調査の概要
2.経営課題における情報セキュリティの位置づけ
3.第三者認証に対する意識
4.個人情報保護への取組み
5.セキュリティ支出/セキュリティ製品/技術の利用動向
6.柔軟なワークスタイルとクラウドの動向
7.電子契約関連、DX推進
8.総評
回答者プロフィール
〈資料〉情報化に関する動向(2022年10月~2023年3月)