2016.01.29
イベント
第53回JIPDECセミナー「今、考えるべきセキュリティとは-セキュリティ経営/IoTセキュリティ/インターネットトラスト」
講演録(要旨):本ページ プログラム内に掲載
昨年明らかになった日本年金機構への不正アクセスをはじめとして、事業者へのサイバー攻撃の脅威が増大しています。その一方で、昨今急速に広がりを見せているIoT(Internet of Things)など、インターネット上の通信を活用した事業に取り組む事業者が増えており、事業者におけるセキュリティへの対策がこれまで以上に求められるようになってきています。
こうした状況のなかで、事業活動を安全に推進していくために、今、事業者として考えるべきサイバーセキュリティについて、セキュリティ経営/IoTセキュリティ/インターネットトラストという3つの視点から、ご紹介します。
開催概要
主催 | 一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC) |
日時 | 2016年2月10日(水)14:00-16:50(受付開始13:30) |
場所 | 六本木ファーストビル 1F JIPDEC会議室(東京都港区六本木1-9-9) |
定員 | 70名(定員になり次第受付は締め切らせていただきます。) |
参加費 | 次世代フォーラム会員企業の方: 無料 一般: 5,400円(消費税400円込) (当日会場にて現金でのお支払いをお願いいたします。 領収書、受講証が必要な場合は、お申し込み時に 備考欄にその旨お書き添え下さい。) 会員企業の方はどなたでも無料でご参加いただけます。 |
お申し込み | お申込み受付は終了しました |
プログラム
13:30 受付開始
14:00-15:00 マネジメントの失敗から学ぶセキュリティ経営とIT基盤構築
(質疑応答含む) 株式会社ディアイティ クラウドセキュリティ研究所
所長 河野 省二 氏
セキュリティ経営ではリソースの分配が必要だと言われていますが、実際にはその判断を行うためのデータがないというのが現状です。
経営者がセキュリティに関与し、適切な判断を行うためのIT基盤構築のあり方と、実現方法について、いわゆる「標的型メール攻撃対策の費用対効果」を例に解説します。
経営者がセキュリティに関与し、適切な判断を行うためのIT基盤構築のあり方と、実現方法について、いわゆる「標的型メール攻撃対策の費用対効果」を例に解説します。
15:00-15:10 休憩
15:10-16:10 IoT時代の組込みセキュリティ
(質疑応答含む) 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
情報・人間工学領域 情報技術研究部門
サイバーフィジカル・セキュリティ研究グループ長
大崎 人士 氏
あらゆるモノがネットワークに接続して、ユーザーの生活の質を向上させようというIoT社会が現実化しつつあります。一方で、ユーザーの身の回りの安全安心が見えないものに脅かされる事例も発生しているため、セキュリティは付加価値ではなく、必須の要件となりました。
来るべきIoT時代では、セキュアな社会を実現するために、ものづくりの現場から変わっていくことが望まれています。ものづくりの入口である企画・設計の段階から、セキュリティ対策に取組む姿勢(security by design; SBD)が必要です。これまでセキュリティとは縁が遠かった業界であっても、今後必要なセキュリティを確保するためには、場当たり的な対応ではなく、SBDの考え方にもとづいて、開発プロセスやマネージメント体制を適宜見直す必要があります。
本講演では、組込み業界とセキュリティという異色の組合せをこれからどのように実現すべきであるか、技術紹介を交えながら研究現場からの提案をお話いたします。
来るべきIoT時代では、セキュアな社会を実現するために、ものづくりの現場から変わっていくことが望まれています。ものづくりの入口である企画・設計の段階から、セキュリティ対策に取組む姿勢(security by design; SBD)が必要です。これまでセキュリティとは縁が遠かった業界であっても、今後必要なセキュリティを確保するためには、場当たり的な対応ではなく、SBDの考え方にもとづいて、開発プロセスやマネージメント体制を適宜見直す必要があります。
本講演では、組込み業界とセキュリティという異色の組合せをこれからどのように実現すべきであるか、技術紹介を交えながら研究現場からの提案をお話いたします。
16:10-16:20 休憩